【防犯&護身術】防犯グッズ|ボディガードが推薦|護身用品えらびは3択でOK

この記事の著者:一般社団法人 暴犯被害相談センター
代表理事 加藤一統 (ボディガード歴25年)

防犯用品

催涙スプレーなどの護身用品は、
使う人のスキル次第で効果に大きな違いがでます。

また「どの護身用品が自分に合っているか?
向き・不向き」を知ることも大事です。

成人男性に向いている道具を、
お子さんや女性が持っても使いこなせませんし、
むしろ相手に奪われてしまう危険があります。

今回は1-1~1-3まで、練習や取り扱いが簡単な順に紹介しています。

「どんな方にオススメか?」も解説していますので、
ご自身の用途や生活環境に合ったモノをお選びください。


1 おすすめの護身用品

星の評価・査定

護身用品に共通して言えることですが、
素早く取り出せる場所に携帯することはもちろん、
夜道の一人歩きなど、危険が予測できる時には、
あらかじめ手にしておく心構えが必要です。

危険に気が付いてからカバンの中を探しても間に合いません。

以下、手軽で扱いやすい順にご紹介します。

1-1 防犯ブザー

《誰にオススメ?》
小さいお子様(の親御さん)/女性/日常的に夜道を歩く方

先程、楽天で「防犯ブザー」と検索したら12,309件、アマゾンは2,000件以上と表示が出ました。
選択肢が多すぎて、逆に困りますが、
ポイントは「音の大きさ」と「壊れにくさ」です。

特にお子さん用は、防水性にもこだわりましょう。
(粗悪なブザーだと、3日と経たずに壊します。
また雨に濡れることも多いので防水性能はとても大事)

メリット

  1. 小さなお子様から大人まで、使う人の体力やスキルを選ばない
  2. 他の護身用品と違い、目立つように携帯できる。
    過去の凶悪事件において、犯人がブザーを持っていないお子さんをターゲットに選んだケースがあります。

    目立つように携帯するだけで、
    「防犯意識」のアピールになり、
    犯罪への抑止効果が期待できるという事です。

《注意点》

  1. 定期点検(メーカー推奨期間もしくは最低でも2カ月に1度)は必要。
    滅多に使わないので、いざと言う時に電池切れ・故障がないように、こまめな管理が大事です。
  2. 値段にこだわる必要はありませんが、あまりに安価な製品はオススメしません。

    いざという時に大切な人の命を守るかもしれないモノです。
    チャチな物は買わないようにしましょう。
  3. 音量ボリュームも必須。
    現在流通しているブザーは85㏈のモノが主流です。
    欲を言えば92㏈以上が理想ですが、85㏈であれば問題ありません。

《おすすめ2点

今回おすすめの2点は、全国防犯協会連合会の「優良防犯ブザー規格」テスト項目の一つ、
「1mの高さから、コンクリート床上に6方向に各1回落下させる。
を行い、耐久性を試しました。

お子様におすすめ】
クツワ STAD SL022(全2色:ブルー・ピンク)音量92㏈
定価1,800円(税抜)

ブルーの防犯ブザー

メーカーリンク
子供が使うブザーは、特に強度と防水性が必要です。
2013年に国民生活センターが行った防犯ブザーの性能実験でも、クツワさんの商品は最上位でした。
サイズはやや大きめですが、信頼性を評価してオススメの1番にしています。

クツワ 防犯アラーム <防水高レベル> 2カラー sl022-ktu [M便 1/1]

クツワ STAD 防犯アラーム SL022BL ブルー

【女性におすすめ】
リヒトラブ A7718(全6種:クマ・シバイヌ・クロネコ・ハチワレネコ・ブタ・パンダ)音量85㏈
定価1,500円(税抜)

ブタの防犯ブザー

メーカーリンク

上の商品はいかにもランドセル用なので、大人にはこちらがオススメ。

写真のブタ以外も種類が多いので、気に入るキャラがあります(たぶん)
シリコンカバーで覆われており、耐衝撃性が高いのがポイントです。

キーホルダーとしてバックに提げてもいいですが、
満員電車などでの誤作動防止のため、普段はカバンの内ポケットなどに収納し、
夜道など 必要な時には手に握っても良いでしょう。

(防犯ブザーはスピーカー部を覆うと音を遮りますので、
音通りの良い握り方を、試してください

リヒトラブ プニラボ スリットポーチ(A-7710)【LIHIT LAB. PuniLabo SMART FIT 用途別ファイル】

リヒトラブ 防犯ブザー プニラボ ハチワレネコ A7718-4

1-2 防犯スプレー(催涙スプレー)

《誰にオススメ?》
日常的に夜道を歩く方・現金や貴重品を運ぶ方

現在日本で入手可能な護身用品の中で、
最も有効なのが催涙スプレーです。

最小のスキルで最大の効果を発揮します。

ただし未成年者の所持は、トラブルの元になります。
絶対に持たせないでください。

mace高濃度OCペッパージェル LEDライト付 TAKE DOWN MK-Ⅲ30

催涙スプレーも、非常に選択肢の多い商品です。
その中で今回は「メース社」の製品を選びました。

mace-mk3

メーカーリンク

メリット》

  1. 以前「メース」の催涙成分は弱い・効かないなど一部で低評価でしたが、少なくともこのシリーズは効きます
  2. 有効射程距離が5.4mと、他の催涙スプレーと比べて長い。
  3. 噴射回数も20回以上(1回0.3~0.4秒噴射)と弾数も十分。
  4. 発射成分がジェル(※)な点も高評価ポイント。
  5. 最大の特徴はLEDライトです。
    上蓋の開閉がスイッチになっており、噴射体制(ボタンに指を置く)をとると、自動で高輝度LEDが点灯します。
    催涙スプレーは夜間必要になる可能性が高く、暗闇で構えと同時に相手を確認できる本製品は画期的。

催涙スプレーの噴射方式は主に
霧状・水鉄砲・泡状(ジェル)の3種類があり、泡状が最も風の影響を受けにくい。

注意点》

  1. 催涙スプレー最大の敵は高温場所での保管です。
    車の中に置くことは絶対にやめましょう。
    夏場の高温の車内(ダッシュボードは約70度以上!)に耐える構造にはなっていません。
    (軽犯罪法違反の前に、爆発や液漏れを起こしたら当分その車は運転できません)
  2. 催涙スプレーは、噴射すると痕跡が派手に残りますし、人混みで使えば周囲の人にも被害が及びます。
    そういった意味でも軽々しく使えるものではありません。
    (使用可能な環境を、理解しておくことが重要です。)

    念のため申し上げますが、もし痴漢撃退のために満員電車で使ったりしたら事件になりますよ。

催涙スプレー メース TAKE DOWN MK-Ⅲ 3060 (lam-c.com)

mace(メース) プロ仕様 高濃度OCペッパー ジェル LEDライト付き 防犯 護身用 催涙スプレー TAKE DOWN MK-Ⅲ 3060

《誰にオススメ?》
武術経験のある男性で大金や貴重品を持ち運ぶ方

イスラエルの銃器アクセサリーメーカー「FABディフェンス社」の製品です。
近年流行の「タクティカルペン」や「クボタン」に似た使い方ですが、特殊な形状なので、より複雑な技が可能になります

FCP

メーカーリンク

メリット》

  1. ポリマー樹脂一体成型のため、軽いのに金属のように丈夫
  2. コンパクトでキーホルダーにもなるので、日常的に使いやすく違和感も少ない。(少ないだけです。見る人が見れば一発で「何」かわかります)
  3. ペンやクボタンと違い、握ることを前提に設計されているので手になじむ。
  4. 催涙スプレーのように、第三者を巻き込む心配がない。

注意点

  1. 空手の一本拳(※)のような、強烈な一撃が可能になる。
    一本拳の習得には、相当の鍛錬が必要ですが、FABディフェンスならそれと同じか、それ以上の効果が望める。
    逆に言うと、かなりのダメージを与えかねないので、使用には覚悟と責任を持つ事が大事です。
  2. 催涙スプレーと比べて、かなりの技術が必要になる。
    (女性には不向きですし、男性でも格闘技の心得がベースにある方以外は向きません。)

    空手に「中高一本拳」「人差し指一本拳(鶏口拳)」という、中指もしくは人差し指の第二関節を尖らせる握り方があります。
    正拳のように「面」ではなく「点」の打撃になるため、より強力な打撃を生みます。

備考

メーカーによると
「安全に敵を制圧するためのツール」という事になっていますが、
あくまで「銃やナイフと比べたら」という意味です。

命は奪わないまでも、簡単に大けがを負わせる可能性があり、
悪用すれば当然相応の責任を追及されます。

また「タクティカルペン」と同様、見た目から護身用品である事を想起されにくいです。

ただし過去に職質で「タクティカルペン」が武器と判断されたケースもあります。

余談ですがドライバーなど、単なる工具であっても不審に思われた場合、余程納得できる理由を説明しない限り放免されません。

警棒など、用途が護身に限定されるモノと比べると「軽犯罪法」に抵触しにくいですが、
職質で見つかると高確率で連行されます。

ご注意ください。

FABディフェンス 実物 クボタン FCP ブラック 防犯 FABDEFENSE

FABディフェンス 実物 クボタン FCP ブラック

2 護身用品の所持|覚悟と心構え

もしも職務質問を受けた際に、
カバンやポケットから護身用品が出てきたら、交番か警察署まで連れていかれます。

携帯に当たっては、「法律と現実」にどう向き合うか?
を考える必要があります。

2-1 護身用品と法律

裁判官のハンマー

ご存知かと思いますが、
護身用品の購入(所持)自体は合法であり、全く問題ありません。

しかし持ち歩く(携帯する)と話は別になります。

過去にも度々議論されてきましたが、
本件の根拠でもある、
軽犯罪法上の「正当な理由」とは具体的にはどういう理由なのか?
が条文に一切記載されていないため、
人や立場により、解釈が真逆になる事もあるからです。

結論を言いますと、
護身用品の携帯を見咎められた場合、
ほぼ軽犯罪法違反で連行されます。

実際に正当か不当か判断をしているのは「誰」か?
が「カギ」であり、
現状でその判断は、
職務質問を行う「現場の警察官」にほぼ委ねられています。

さらに9割以上の警官は
「物騒だから・身を護るため」といった理由を、
正当とは認めてくれません。

つまり「護身のため」という本来の理由で携帯しても、
職務質問を受けた場合は99%軽犯罪法違反に問われると思っておくべきです。

買うのはOK」「持ち歩くのはNG」と解釈して構いません。

※勤務中の警備員が警棒を携帯する事は「正当な理由」にあたりますが、催涙スプレーやスタンガンを携帯すると処罰の対象になります。
これは軽犯罪法とは別に、「警備業法」という法律で、警棒以外の護身用品の携帯が禁じられているためです。

2-2 警察の立場|本音と建て前

交番

前項では、男性が携帯した場合を前提に話しました。
しかし女性の場合は「身を護るため」と主張して理解されることもあります。

それに多くのお巡りさんは、あなたの考える「正当な理由」を、本心では察しています。
しかし立場上
「それは不安でしょう。どうぞ持ち歩いて下さい!」とは言えないのです。

代わりに
「もし襲われそうな場合は110番通報しなさい。すぐに駆けつけますよ」とアドバイスするわけです。
ちなみに110番のレスポンスタイム(現場到着までの所要時間)の全国平均は、およそ7分です
平均ですので、地域によってもっと早かったり遅かったりします。

一つ確実なのは、暴漢の振りかぶった包丁が、あなたの身体に到着するまでに、7分はかかりません。

実際はそれ以前に、110番する時間さえ許されない状況も多い筈です。

2-3 結局のところ持ち歩いてもいいの?

防犯スプレー噴射

私個人の見解としては、
もしあなたが、不当な暴力により身に危険をお感じなら、軽犯罪法にひるまずに携帯するべきです。

自分の「」と「軽犯罪法違反
ハカリにかけるまでもありません

ただし携帯する事が社会的に認められない以上、見つかれば捕まります。

ほとんどの警官は、
本当に正当な理由で携帯している人を捕まえたいとは思っていません。
中には見つからないように持ってほしい、
と思っている警官もいるのではないでしょうか?

しかし見つけた以上見て見ぬふりは出来ないのです。

したがって下記3つを理解し覚悟する事が、現在日本で護身用品と付き合う唯一の方法と思います。

  1. 携帯の判断は自己責任で。
  2. 携帯しているときに職務質問を受けたら咎(とが)められて当然。
  3. その場合は潔く没収に応じ、任意同行に応じる。

護身用品は不正な使われ方をした時にのみ報道され、正しい使い方で窮地を脱した話は広まりません。

しかし実際に護身用品のおかげで助かった人はいるのです。

加藤 一統

ボデタンナビの運営者
加藤一統 一般社団法人暴犯被害相談センター 代表理事
民間警備会社で1995年より身辺警備(ボディガード)に従事し業界歴25年
ボディガードと探偵の依頼先をお探しの方に、条件やご要望に合う優良な警備・探偵会社を無料でご紹介。
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