【防犯&護身術】防犯ブザー持ってるだけじゃダメ!効果的な使いかた4つ|動画有

この記事の著者:一般社団法人 暴犯被害相談センター
代表理事 加藤一統 (ボディガード歴25年)

音が鳴っているブザー

過去に凶悪事件の犯人が、卑劣にも防犯ブザーを持っていないお子さんを探して、ターゲットに選んだことがありました。

逆に言うと防犯ブザーには、持っているだけで、犯罪者を遠ざける効果が期待できます。

今回は、防犯ブザーの有効な使い方を4つ紹介します
大人が知り、子供に教えることで、防犯ブザーの効果を最大限に引き出しましょう。

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1.【防犯ブザーの正しい使い方】持っているだけじゃダメ!

慣れない道具を使うときは、操作に気を取られて周りを気にする余裕がありません。

防犯ブザーの場合、「ドコにしまったっけ?」「ピンの位置はドコ?」とアタフタして、犯人の動きが見えなくなります。

1-1 防犯ブザー有効な使い方「携帯場所」

必要な時にすぐ鳴らせるように「必ず」取り出しやすい場所に携帯してください

もしも携帯方法を決めていなければ、以下がおすすめです。

ランドセル/リュックの場合 : きき手と反対側の肩紐

ランドセルに付けた防犯ブザー

最近のランドセルは「防犯ブザーフック」が付いているものが多いですが、ない場合や「バックパック」にはご自身で加工しましょう。

とくにお子さんの場合、よく見えるように携帯することは、防犯ブザーの大事なポイントです。

使う時は「利き手」で本体を握り、「反対の手」でピンを抜きます。

その他の場合 :家の鍵のキーホルダーにする

茶色四角ブザーとカギ

以下の理由から、カバンに直接さげるよりも、家のカギと一つにすることをお勧めします。

  1. 家の鍵は「特定のポケット」など収納場所が決まっており、無意識に取り出しやすい。
  2. 使う状況の多くが「夜道」や「帰宅時」など、家の鍵が手元にある時である。
  3. 複数カバンを愛用している場合、毎回付け替えるか、全てのカバンにブザーを付けなければならない。

1-2 防犯ブザー有効な使い方「考える前に動く」

パニックになると、簡単なことが出来なくなります。

必要な動作を体に染み込ませるため、購入したその日に練習を行いましょう。
(実際に鳴らすとかなりうるさいです。練習は電池を入れずにおこなっても構いません)

  1. 普段どおりにカバン・ランドセルを持ち(背負い)利き手でブザーを握る。
  2. もう片方の手でピンを抜く。
  3. ブザーを、なるべく暴漢の手の届きにくい場所に投げる。1-4で解説)


実際の場面をリアルに想像しながら、①~③を納得()するまで何度も繰り返してください。

防犯ブザーの練習は億劫なものです。
親御さんの腰が重いと、お子さんも楽しくないでしょう。

しかし大人が率先しないと始まりません。
お子さんに教えるときは、パパ・ママが「襲う役」をするなどして、飽きさせない工夫が必要です。

その後も3か月に1度ほど、
電池確認のたびにおこなえば、効果が大きくなります。

※1日で終わらせるよりも、少ない回数でも数日に分けた方が体にしみこみます。

1-3 防犯ブザー有効な使い方「余計な動作は省く」

女子の持ち物

どれほど危険に慣れている人でも、不意をつかれると一瞬ですが身が固まります。

普通の人だと1秒以上固まる事もあり、イザという場面でこの時間ロスは致命的です。

前項の①~③を、流れるようにおこなうのが理想ですが、事前の準備で動作を一つ減らす事ができます。

防犯ブザーが必要となる状況は、「帰宅時」「夜道」など、日常的に予想できる場面が多いのではないでしょうか?

つまり「あぶないかも・・」と感じる場所では、あらかじめブザーを握っておくのです。
①を省略できれば「ピンを抜く」→「投げる」の2動作のみになります。

※実際に一番あせって時間がかかるのは①です。
緊急時に素早く物を取り出すことは難しいので、大幅な時間短縮になります。

護身の場での1秒は、命運を分ける!

1-4 防犯ブザー有効な使い方「手りゅう弾のように」

クレイアート手榴弾

暴漢の心理としてブザーを鳴らされた場合「音を消したい → 無理なら逃げる」と考えるのが自然です。

そのためブザーを暴漢の手が届きにくい場所、
例えば「植え込み」に投げ込むと、拾うのに手間取るため襲うことを断念する可能性が高くなります。

ブザーを投げる場所

ブザーを投げる場所の例
自分と暴漢の間にある、投げ込むとに拾いづらい場所、もしくは暴漢の後方をねらいます。

ただし投げる距離が遠くなるほど、落下の衝撃で壊れる危険が増すので注意が必要です。
(日常の生活圏内で襲われた場合、どこに投げるかを想像しておきましょう)

暴漢は鳴っているブザーを奪おうと、襲い掛かることがあります。
ブザーを自分から遠ざけたほうが、安全なことが多いのです

2.防犯ブザーの使いやすさ、これだけで大幅UP

防犯ブザーには、「高耐久大音量」の両立が求められます。
しかし残念ながら、2つを兼ね備えた製品は意外と多くありません。

しかし中には、大音量で「1.2mからのコンクリート落下」に耐えるような製品も存在します。

まずは耐久性の高い製品を選びましょう
(おすすめブザーの過去記事もご覧ください)

 2-1 操作性UP「安全ストラップ」

カバンやカギから防犯ブザーを外して使うこともあるでしょう。
しかしいざというとき、金具の解除などしてられません。

安全コネクターを使うと強めに引っ張るだけで、ブザーが簡単に外れます。
焦っていても格段に使いやすくなるのでお勧めです。

『用意するもの』

  • 安全コネクター(お子様のネックストラップ等に使われる、引くと外れる部品)
  • 好みのストラップ紐
ブザー切り離し

強く引っ張ると写真右側のように、真ん中のパーツが外れます。

安全コネクターは楽天やアマゾンで購入できます。

安全コネクター付ストラップを無料で差し上げます

ご希望の方はメールで住所氏名をお知らせください。
※お一人様2セットまで
(30セット分位ありますが、無くなり次第終了しますのでご容赦ください)
R3.10/15 追記  残り3セット

加藤 一統

ボデタンナビの運営者
加藤一統 一般社団法人暴犯被害相談センター 代表理事
民間警備会社で1995年より身辺警備(ボディガード)に従事し業界歴25年
ボディガードと探偵の依頼先をお探しの方に、条件やご要望に合う優良な警備・探偵会社を無料でご紹介。
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