【探偵とボディガード】盗聴器発見その②|良い業者と悪い業者はココが違う

この記事の著者:一般社団法人 暴犯被害相談センター
代表理事 加藤一統 (ボディガード歴25年)

盗聴を調べる

近年「わが家・わが社に盗聴の疑いが!?」
と、お困りの方が急増しています。
そんなときは、早めの調査や撤去が必要です。

しかし急いでいる時こそ、業者選びにはご注意ください。

とは言え、多くの方にとって、
盗聴の調査は、はじめてのご経験です。

「何を基準に選べばよいのか?」
分からないことだらけ、だと思います。


しかし、いくつかの点に注意すれば、
「優良業者か?そうでない業者か?」
を見分けることは、むずかしくありません。

余計な手間と出費をさけるためにも、
業者の善し悪しを見分ける、
最低限の注意ポイントを紹介します。

以前の記事、
【盗聴器発見①】良いor悪い業者の見分け方|盗聴器発見業者の良し悪し」
もご覧ください。

1.直接声を聞いてみよう

「できればメールで問い合わせを済ませたい」
という方も多いでしょう。

しかし電話で生の声を聞いてみてください。
メール対応は、業者の実態をいくらでも偽装できます。

どの業種でもそうですが、
実際に担当者と話をして、人となりを知ることが、
その会社の体質を知るうえでは最も近道。

電話の応対で、ある程度の良し悪しがわかります。

1-1 業者についてある程度は調べましょう

虫眼鏡とキーボード

多くの方はネットで業者を探されると思います。
面倒でも、サイトはよく読んでください。

電話では、説明のむずかしいご質問もあるので、
多少の知識があった方が、話がスムーズです。

設立年や会社の規模なども、
ご依頼にあたっては気になりますよね。
もしもサイトに記載されていない疑問点があれば、
遠慮なく訊きましょう。

ただし盗聴発見業者は、
ひとりで運営している業者さんが珍しくありません。

しかし規模や運営状態をたずねた際に、どのように答えるか?
取りつくろったり、明らかなウソを言う業者は、
技術に自信がない表れかもしれません。

相手の情報を事前に手に入れたほうが、
自衛にも役立ちます。

1-2 調査する場所からは電話しない

公衆電話をかける女性

ご依頼の事実を、
盗聴器を仕掛けた人間が知れば、外されてしまいます。
当然その場合、証拠は見つかりません。

ご依頼したその日に、
即時作業をするのであれば、
証拠隠滅のしようがありませんが、
そういったケースは少ないと思います。

ご依頼の事実を盗聴されてしまうと、
元も子もありません。

実際に調査の対象となる範囲からは離れて、
携帯電話や、できれば公衆電話からかけましょう。

1-3 番号非通知で電話しない

電話緊急対応

昨今、盗聴業者あてに、
イタズラや嫌がらせの電話が増えています。

ほとんどの業者は、番号表示をONにしており、
中には「非通知」の電話を受けない業者もいると聞きます。

迷惑電話だけでなく、
調査とは関係ない、冷やかし同然の電話は、
ほとんどが「番号非通知」なのです。

多くの真剣なお客様には申し訳ありませんが、
なにとぞご理解ください。

1-4 調査の条件を記録しておく

電話で聞いていた話と、
実際現場に来た調査員とで、
「説明が違う」というトラブルも耳にします。

「そういう条件なら依頼しなかったのに」と思っても、
強引に調査を進める調査員もいるそうです。

仮にその場でキャンセル出来たとしても、
あらためて他の業者を探したりと、
余計な時間と手間は、いずれにせよかかります。

「言った言わない」の話を避けるために、
取り決めた事項は、音声やメモで記録しておきましょう。

2. 信用できる調査会社とは?確認することリスト

後々のトラブルを避けるため、
調査をご依頼する際には、
下記の内容と条件を確認し、メモなどに控えてください。

この業界のお客様は、初めてご依頼の方がほとんどで、
みなさん業界の慣習などご存じありません。
当然そのことは、業者側も十分承知です。

「不安な気持ちのお客様に、どんな対応をするのか?」
態度と細やかさは、その業者の良心をあらわします。

2-1 調査前のチェックポイント

1.総額と支払方法

計算機を持つビジネスウーマン

提示された見積料金に、

  • 消費税
  • 出張費
  • 盗聴器があった場合の撤去料
  • 調査に盗撮カメラ調査やGPS調査は含まれるのか?

など、
総額を把握しておく必要があります。

また、支払い方法は、

  • 現金orカード
  • 後払いは可能か?

も確認しましょう。

ただし後払いは、
個人様からのご依頼の場合、
ほとんどの業者が扱っていません。

また遠方への出張の場合は、
事前に「前金」の振り込みが必要な場合もあります。

2.発見可能な盗聴器の種類と調査の範囲

手のひらにビックリマーク

料金が他社に比べて異常に安かったり、
本業の盗聴業者ではない方が、
副業でおこなっている場合、
「特殊な盗聴器」は発見できない事があります。

例として、

  • VOX型FM波
  • リモコンオンオフ型
  • コンクリートマイク

は見つけられるか?を聞いてみましょう。
実際に、全ての盗聴器に対応できる必要はありませんが、
これらの名前を出して
「???」
のような反応だったら、
専門家としてのスキルと知識に疑問が残ります。

また、ご依頼側としては、当然調査内容に含まれると思っていた、
「トウサツ器、GPS」などの関連設置物の調査が、
見積もりに含まれているのか?
そもそも調査可能なのか?
追加料金になるのか?


を確認しましょう。

また打ち合わせや調査時に、
自宅(或いは事務所、店舗)の間取りや平米数を聞かれたが、

  • 廊下や風呂トイレ
  • 押し入れ
  • 屋根裏
  • 床下
  • 物置
  • エレベータホール

などは入っているのか?
当日、トラブルにならない様に確認しましょう。

3.キャンセルや延期について

手帳の年間カレンダー

キャンセルや、日時の変更はないに越したことありませんが、
急に都合が悪くなった場合に延期が出来るのか?
キャンセルの条件は?
なども聞いておきましょう。

また約束の時間に調査員が来ない場合などの時のために、
調査員と直接連絡を取れる方法も、
なるべく聞いておいた方がいいです。

2-2調査の当日のチェックポイント

ここまでの注意点をチェックして、
問題の無さそうな業者であれば、
調査当日の調査員に、お任せで問題はありません。

しかし念のため、
当日のチェックのポイントも列挙いたします。

1.料金、調査範囲の確認

名刺交換

調査員と対面したら、名刺をもらいましょう。
また調査前に、簡単に電話でやりとりした内容を確認してください。

すべての作業が終了後に、
「それは追加料金となります」となっては厄介です。

2.調査は必ず同室で立ち会う

猫は見た!

優良な調査業者なら、
業者側から「調査に立ち会って下さい」と言ってきます。

しかし「調査中は部屋から出て下さい」という悪徳業者も存在します。

部屋の中の物がなくなる、ということもあり得ますが、
もともと無かった盗聴器を、調査員自ら持っていて
「盗聴器が見つかりました」などと言う可能性があるのです。

払わなくていい撤去料金が、別途請求される可能性や、
発見料金の追加や、諸々余計なものを買わされることもあります。

追加調査の必要性など、不安な心理につけこまれ、
「気がついたら、膨大な出費を払っていた」ことになりかねません。

※同室の立ち会いに難色を示す業者は、その場でお断りするべきです。

3.調査方法をチェックする

調査方法は、業者によって使用している機材も違っており、
そのやり方もまちまちなので、
一般の方に「適正か?」判断する事はまず無理です。

しかし経験がなくても分かりやすく、
知っていて損のないポイントを紹介します。

〇 TV等で見る方法よりも複雑
電波

TVなどでよく見るのは、
車で街を流しながら電波を探知し、
訪問したお宅に盗聴器があるとわかっている状態から、
盗聴器を発見する流れですね。

屋内に入ってからの、盗聴電波を探す作業は省かれています。

重要な作業は、
その部屋に「盗聴器がある」と判定したあとの捜索、
つまり具体的に「どこに盗聴器がかくれているか?」の特定なのです。

技術の進化により、盗聴器はおどろくほど小型になりました。
この位置を、ピンポイントで特定するのは、
腕のあるプロでないと困難です。

ただし電波の有無により、
そもそも盗聴器自体がない、
と分かっていれば、捜索作業自体が必要ありません。

〇 使用機材
電子機器

じつは、全ての盗聴器を発見できる機材というのは、
存在しません。

そのため各業者は試行錯誤し、
ベストな組み合わせを実践し使っています。

日々の試行錯誤もあり、
一流の業者が使う機材は、
素人目には大掛かりに見えるようです。

もちろん高級そうな器機を使っているから、
安心というわけでもありません。

しかし盗聴器に対する知識が乏しければ、
使用機材もそれに比例してチープな物になります。

〇 調査範囲に音を流しているか
音量

静かな所で調査した場合は、
音に反応してスイッチの入る盗聴器は発見できません。
よって調査中には必ず音を流す必要があります。
(盗聴電波を捕まえてからはこの限りではありません)

これは基本中の基本ですが、
出来てない業者もいるので要注意です。

〇 コンセントの蓋開け
コンセント

ご依頼する立場としては、
コンセントも気になる箇所ですよね。
盗聴器の仕掛け場所としても、よく紹介されています。

しかし実のところ、
ここを念入りにチェックしても意味がありません。

わざわざ蓋を開けなくても、
盗聴器の有無は確認できるので、
これで手抜きと判断するのは、少々的外れです。

3. まとめ

調査終了後、報告を受けたら報告書にサインして終了ですが、不明な点は質問しましょう。

この時なにを聞いても曖昧な回答で、
さっさと帰ってしまう業者もいるようです。

3-1 ココは押さえましょう【10のポイント】

重要事項大切なところ

本記事のチェックポイントを10にまとめました。

ご依頼前

1.電話で実際に声を聞く

2.調査する場所からは電話しない

3.総額と支払方法

4.発見可能な盗聴器の種類

5.調査の範囲

6.キャンセルや延期について

調査当日

7.必ず同室で立ち会う

8.TV等で見る方法だけで終わらない

9.使用機材が素人目にも安っぽい

10.調査中に音を流しているか

おもにチェックするべきは、上記の10項目ですが、
業者探しに失敗しないためにも、
いま一度、本記事をご一読ください。

3-2 最後に

壁に貼った付箋まとめ

そもそも盗聴器発見の目的は、
お客様に安心して、
平穏な生活を取り戻していただくことです。

安心をとり戻すため依頼したのに、
ゴマかされていると感じるようでは、
元も子もありません。

今回ご紹介したのは、
悪質な業者に遭遇しないためのチェックポイントです。

必ずご依頼時のお役に立つと確信しています。

加藤 一統

ボデタンナビの運営者
加藤一統 一般社団法人暴犯被害相談センター 代表理事
民間警備会社で1995年より身辺警備(ボディガード)に従事し業界歴25年
ボディガードと探偵の依頼先をお探しの方に、条件やご要望に合う優良な警備・探偵会社を無料でご紹介。
長い業界歴を生かし「読みやすく価値ある」記事を提供いたします。


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